「海さん、この人持ち家みたいだから登記取っておいて。」
「はーい!」
法律事務所あるあるですよね。 まず、ボスから言われたら確認する。
「インターネットの登記情報でいいですかー?」
ボスが登記と言ったからといって、法務局で取らないといけないとは限らない。
・・・むしろ正式なものを必要とする場合のが少ないです。意外と。
ネット出力の登記情報のほうがお安くて、不動産登記全部事項は1件334円。 すぐに出力できるので、原本提出が必要な場合以外は、だいたいネットです。 ちなみに私は通常、ネットのものを「登記情報」法務局発行の正式なものを「登記」と言い分けています。 (正確な言葉の使い分けではないですが笑)
→さて、登記情報取りますか! ボスに渡されたメモに書いてある住所と名前。
☆ここで注意!☆ だいたい渡されるのは住所で、地番じゃない。
不動産の登記事項証明書は地番がわからないと出してもらえません。 そのため、まずは住所から地番を調べる必要があります。
とりあえず、民事法務協会のサイトである登記情報提供サービスにログインします。 (たいていどこの事務所でも使用できる状態になっていると思います。IDとPassは事前に教えてもらっておくのがベターです。)
不動産登記のタブの真ん中あたりの地番検索のボタンを押して、住所を選択、入力して調べます。
☆ただ、ここで問題が発生。
地方や山とか、人口少ないとこだと出てこない・・・orz
残念なことに「サービス外地域」になっている場合も結構あります。
困った。
そこで、地番照会の出番です!
住所から地番教えてくれるという法務局のサービス。とっても便利で簡単なんです。
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ネットで法務局の管轄を検索
電話をかける
[詳細方法]
- ネットの検索エンジンで「住所〇〇 法務局」と検索
すると、だいたい管轄付近の出張所などがヒットします。
問い合わせのページの一番下に、「取り扱い業務」と「管轄区域」が載っているのでチェック
不動産登記の調べたい土地が入っていれば、不動産登記担当の電話番号確認
だいたい専用の番号があるか、オペレーションから番号選択です。
あとは電話かけるだけ!
ーーー
Call...
相手「〇〇法務局です。」
私 「お忙しいところ恐れ入ります。地番照会お願いします。」
このとき、名乗らなくて大丈夫です。使用目的等を聞かれることもありません。
相手「どうぞ。」
私 「〇〇市〇〇△-△-△」
住所を読み上げます。
※地名の読み方が独特な場合もあるので、知らない土地は事前に調べておきましょう。
相手「お待ちください。」
Wait...
相手「〇〇♢♢番地♢ですね。」or「住居表示実施されてないのでそのままです。」
私「ありがとうございました。」
これだけです!気軽にできます。ぶっちゃけ、面倒だったら法務局Telした方が早いです。
特に建物がマンションのときは、電話がオススメです。建物は「家屋番号の照会お願いします」といえば一発です。
上記は基本的な照会の仕方ですが、マンションの照会や不確定要素の多いときの照会の方法については、また別の記事に記載したいと思います。
初めての機関へ電話をかけるのはすごく緊張しますよね。
しかも「急いで調べて!」なんて言われたときにはテンパります。
法務局への照会は気楽にできるものなので、安心してかけちゃいましょう!
では、また。